2012年2月5日日曜日

コロキウムで研究報告

2010年10月からエアランゲン‐ニュルンベルク大学のバイエルン‐フランケン
地域史講座にDAAD奨学生として留学中です。早くもドイツで研究をはじめてから一年以上が経過しました。

最初の成果まとめとして、先日、指導教授Wüst教授が主催するコロキウムにて
以下のテーマで35分程度の研究報告をさせて頂きました。

Kommunikationsnetzwerk des städtischen Rats im 15. Jahrhundert
  - Nürnberg, Augsburg und Nördlingen als Beispiele -
    「15世紀における都市参事会のコミュニケーション網
        -ニュルンベルク、アウグスブルク、ネルトリンゲンから見る-」
    (2012年1月24日、エアランゲン大学 地域史講座図書室にて)

報告では言語面でも緊張いたしましたが、あたたかく聞いて頂くことが出来ました。
今回は主に、都市参事会が外部に書き送った書簡の内容について報告しましたが、分析年の限定性について、書簡送付のインフラ面にももっと注意を払ってはどうか、中世におけるコミュニケーションのアジア(日本)との比較も聞ければよかった等のアドバイスや感想を頂きました。
こうした刺激、自ら報告準備等を通して感じた課題を今後の研究に生かしていきたいと思います。